昨夜は

猫と夜の散歩した。
猫と散歩だなんてはじめてだったけど、ずっと私の横ついてきて、たまにじゃれてきたりして可愛かった。
猫も上機嫌で楽しいのがわかったから嬉しかった。

うちの猫は近所の黒猫に狩りを教えてもらってるらしくて、散歩中に見つけてつかまえたバッタを黒猫に見せようと夜の森に入ろうとしたけどすぐに戻ってきた。
夜の森は怖いよね。
きっと明日の朝、会えるよ。

そのあとは一緒にお風呂に入って、私が鼻歌歌ってたらニャオニャオ言ってきた。
一緒に歌ってるつもりなのかな。嬉しい。

今は私の横でスヤスヤ寝てる。

私がなかなか離乳出来ないこの子を引き取って育ててきた。
去年の夏休みはつきっきりでお世話して、最初は引き取るつもりがなかったけど、ある日突然消えて毎夜毎夜探してるうちに戻ってきたなら私が飼おうと決めた。もうだめだろうってなってた一週間後に戻ってきた。よちよちの子猫がどこに行ってたのかは今も知らない。
戻ってきた時は言葉じゃわからないくらい涙が出るくらいとても嬉しかった。
最初は自分の子供のように育ててきたけど、今は姉妹のよう。
寝るときだって昔はこれでもかってくらい密着してきてたのに、今は下に敷かれてる。
人の時間と猫の時間を感じる。
違いがあるけど、心は必ず通じてる。

悲しいような嬉しいような心震えるような気持ちが混ざって今の時間に愛しさを感じる。

この猫の前でなら私は純粋でいられる。
この猫にしか出せない自分がいる。
こんな小さな猫に守られてる自分がいる。昔はももっと小さかったのに、私が育ててきたのに。
この猫だけにある信用がある。

もっふり…